せっかく読書をしたのに、少し経つとほとんど忘れてしまう。
そんな経験はありませんか?
…というか、バッチリ覚えている人の方が少ないのではないでしょうか。
私自身もすぐ忘れてしまうので、何とか定着できないものかと、読んだ内容をブログに書くようにしています。
でも正直なところ、ブログ書くのはかなりの労力。
時間も掛かるし、もうちょっと簡単にできないものだろうか?
そこで、考えたのが「マインドマップ読書術」です。
マインドマップとは、気になるキーワードを自由に線で結びつけていきながらアイデアを出す手法です。
実際にマインドマップを読書に使ってから、「おっ、何か頭入るし、ブログにまとめるときも整理しやすい!」と良いことづくめです。
ということで、今回は、私流のマインドマップ読書術について、紹介したいと思います。
目次
読書してすぐ忘れてしまう理由
そもそも脳における記憶のメカニズムには「短期記憶」と「長期記憶」に分かれています。
パソコンのつくりに詳しい人は、「メモリ」と「ハードディスク」の違いと考えたらわかりやすいかもしれません。
記憶が定着するというのは「短期記憶」に入った情報を「長期記憶」に入れることです。
「短期記憶」の領域は狭く、少し時間が経つとすぐに失われます。
また、「長期記憶」に入れるには、繰り返し情報を頭に入れて印象づけることが大事です。
1回の読書ですぐに忘れる理由は、まさにこの脳のメカニズムがあるためです。
ということは、重要な情報をキーワード化して関連づけて、何度も目にするようにすれば、記憶に定着しやすくなるはずです。
そのために、マインドマップが有効と考えました。
マインドマップ読書法のやり方
インターネットで調べてみても、やはり同じようにマインドマップを使った読書法がいくつか見つかりました。
手書きマインドマップを使ったものは、ビジュアル的にキレイで、私もこういうマップが描ければよいなと思いました。
でも、私の場合は、作りやすさと見やすさ重視。
オンラインのマインドマップツールを使い、本を読みながらマップを作っていく方法にしました。
私流のやり方を紹介します。
オンラインマインドマップに登録する
マインドマップはいくつかツールありますが、私は「Mind Meister」にしました。どのツールでも良いので、登録して使えるようにしてください。
タイトルと目次(章または節)を入れる
読む本を決めたら、マインドマップに書籍のタイトルを入れます。そして読み始める前に、目次の章レベル(節レベル)でタイトルを入れます。
メンタリストDaigoさんの書籍で作ってみます。
この段階で「お金に関する不都合な事実は三つある」「お金を生み出すルールは5つだ」というように、何となく全体の構成と流れが頭に入ったと思います。
このような情報を「メンタルモデル」と言い、何も情報がないまま頭から読み進めるより、メンタルモデルがあることで理解しやすくなります。
読んで気づいたこと・キーワードをつなげていく
構成が頭に入ったら、その内容を確かめるように本を読んでいきます。
そして各章が読み終わったところで、重要だと思ったキーワードをつなげていきます。
(画像見づらくてすみません。。)
この作業は、本を全部読み終わってからでもかまいません。
また、本の内容をすべて書き写す必要はなく、大事だと思ったところだけで十分です。
また、内容を忘れてしまったときのために、思い出しやすいようなキーワードにすることが大切です。
例えば「三つの不都合な真実」とだけ書いて「ハテ、何の不都合な真実?」となるよりは、しっかり「お金に関する三つの不都合な真実」と書いた方が良いでしょう。
まとめ:マインドマップ読書術の効果
ここまで見てきたように、マインドマップ読書術は、長期記憶に働きかけることを意識した読書術です。次のような効果が期待できます。
- 目次から内容を意識することで「メンタルモデル」を作り、理解しやすくなる
- キーワード化する作業を通じて、覚えたいこと、学習したいことを意識できる。
- 「マインドマップを見るだけ」で、繰り返し読める。
仮に忘れた場合でも、書棚から本を取り出してパラパラめくる必要はなくなり、マインドマップから探せます。
この読書術は、とてもオススメです。
簡単にできますし、やり方はアレンジできるので、ぜひ試してみてください。