いつでもどこでもできて、最もコスパ良く自分の能力を高める方法は何か。
それはズバリ「読書」です。
文化庁により、昨年行われた「国語に関する世論調査」の報告によると、16歳以上の男女において、半数近くが「本を全く読まない」結果となりました。
- 全く読まない:47.3%
- 月に1〜2冊:37.6%
- 月に3〜4冊:8.6%
- 月に5〜6冊:3.2%
- 月に7冊以上:3.2%
この結果だけ見ると、月に3冊読めば上位15%です。
もちろん単に読書の結果だけなので、社会人としての収入や地位が上位15%になる訳ではありません。しかし、時間が経つにつれ確実に知識の差が広がります。
私の周りにも本を全く読まない人、半数とまではいきませんが、結構居ます。
でも、もし自分を成長させたいとか、もっと稼げるようになりたいというのであれば読書は絶対オススメです。
ビジネスでの成功者の多くが読書家であることを考えると、読書量と収入が関係していることに期待して、読書を続けることは、大いに意味があると思います。
平日30分・休日1時間で週1冊読める
他にもやることがあるのに、月3冊どうやって読むか。
仕事のある日でも通勤時間や休憩時間を使って30分、休日は自宅や、カフェなどで1時間。スキマ時間を使っても週に1冊くらい読めそうです。
もし、スマホでSNSや芸能ニュース?を眺めている時間を少しだけ削れば確保できる時間です。本当に地道な積み重ねですが、習慣化されると不思議なもので、ぐいぐい読めるようになってきます。さらに続けていくと、本がないと手持ち無沙汰になります。
まずは習慣化。3ヶ月・9〜10冊読めれば、続いていきます。
習慣化の敵は、つまらない本を手に取ってしまい、進まないときです。
つまらない時はストップして、興味ある本、読みやすい本に替えてください。もったいないと思うかもしれませんが、読書が好きになってから読めば良いのです。
著者のノウハウや知恵が、かんたんに手に入る
本は手に取るとかなり軽く、電子書籍にもなると文章には重さもありません(Kindleの重さはありますが…)。
しかし、この1冊の中に、著者が時間を掛けて習得したノウハウが詰め込まれています。最新の技術から、マーケティングに、営業力…etc。
同じ会社では身につかない技術もたくさん学べます。
加えて、編集者が時間をかけてわかりやすく構成しています。
企画から編集、デザインなど膨大な時間とコストを掛けて作られたものが、1,500円とか2,000円です。
出版に関わった多くの人の苦労込みでこの値段で買えるのですから、全然高くありません。
読書で論理的思考・国語力が自然と身につく
本を読めば、中に書いてある知識が身につくと同時に、国語力が身につきます。
論理的な文章の流れ、語尾の使い方などの文法が無意識のうちに頭の中に蓄積されていくので、自分が文章を書くときに、それらが自然と出てくるようになります。
論理的に書ける人は、相手の話の要点を的確に理解し、口頭で説明することが得意な人が多いように思います。
このように、1日30分の読書が、1年、2年、…5年…10年と経つ中で、「読まない人」との大きな違いが生まれます。
気づいたときには、追いつけないほどの違いを。
大きな声では言えないけれど、同僚に差をつけたい、出世したい。
そんな人は、ぜひ読みやすいものからでも始めてみてください。