自分を高める仕事術

短期間でTOEICのスコアを上げる方法【1ヶ月で100点アップ】

投稿日:2020年5月26日 更新日:


就職や転職、会社での出世などに、英語力を一つの指標と見る企業は多いと思います。

「でも、TOEICでそこそこ良い点取っても喋れるかは、別でしょ?」

って思う方……正解です。
私も、かつてTOEICで800点以上取ったものの(新人の頃は450点くらい)、旅行に行ってちょっと役立つくらいで、ビジネス会話はゼンゼン……です。
ビジネスシーンで必要な「スピーキング力」が身につかないからです。

とは言え、TOEICで高得点を取ることは、英語の基礎がつきますし、就職・転職・出世のためと割り切って戦略的に取るのは良いと思います。
そういう意味でも「TOEICスコア目標は通過点。TOEICのための勉強なんて短期間で終わらせるべき」と思います。

では、TOEICのスコアを上げるためにはどうするか?
私自身、過去にTOEICを受験した結果を見ると、皮肉なことに「広く英語力向上」をめざしたときではなく、「TOEIC対策(ひたすら公式問題集に取り組む)」に方針変更してからスコアが伸びました。

短期間集中でTOEICスコアを上げる方法についてまとめます。


「TOEIC 公式問題集」を繰り返して短期間でスコアアップ

TOEICは問題のパターンが決まっています。
ですので、TOEICで得点をアップさせるためには、TOEICの出題内容と時間配分を「体に染み込ませること」が大事です。

必要なのは「公式問題集」1冊です。
出題形式に合った最新のもので良いでしょう。



TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

私も色々な単語集や問題集をたくさんやったときは大して上がらず、TOEIC試験の1ヶ月前に、公式問題集だけを繰り返し取り組むようにしたら、スコアは100点レベルで大きく上がりました。

もし今、私が1ヶ月後にTOEICを受験するなら、以下のようなスケジュールで取り組みます。
(1日1〜2時間・週末はもう少しの勉強を想定)

<1週目>
1日目:TEST1のリスニング問題を時間を測って解く(答え合わせ)
2日目〜3日目:リスニング問題の誤答を中心に、解説を読み、聞き直す。
分からなかった単語をリストアップしておく
4日目:TEST1のリーディングの問題を時間を測って解く(答え合わせ)
5日目〜6日目:リーディング問題の誤答を中心に、解説を読む。
分からなかった単語をリストアップしておく
7日目:TEST1のおさらい。単語の総復習。苦手な傾向の把握や、終わらなかった原因を自分なりに考える。

<2週目>
TEST2に取り組む。やり方はTEST1と一緒。

<3週目>
TEST1→TEST2の順で時間を測って再度取り組む(2回目)。
問題の答えを覚えていてもOK。もう一度知らないものとして取り組む。
リーディングはパートごとに、要した時間をメモしておくと良い。
再度間違えた問題だけ、しっかり復習しておく。

<4週目>
3回目に取り組む。もし飽きてきて続かないようなら、新しい問題集に取り組んでも良い(新しい問題で時間感覚を確認するため)。

特に重要な点は「体に染み込ませるために」必ず時間を測って取り組むことです。
本当に集中力が必要で、上記メニューでも、仕事をやりながらだと相当ハードです。
でも、何回も繰り返すことで、感覚的に「遅い」部分がわかるようになります。


TOEIC対策であれば語学教室は必要ない

他にもパートごとの問題集や、文法用の参考書など色々手を出したくなると思います。
でも1ヶ月前であれば、公式問題集を繰り返すだけで十分です。
ただし、1冊全部覚えるくらいのつもりでやるので、他の問題集に手を出す余裕はありません。

また、基本的に自習でやるものなので、TOEICのスコアアップに語学教室は必要ありません。
ネイティブ講師と自由に会話する目的であれば、語学教室(英会話教室)に通うかオンラインレッスンを活用した方が良いです。
ただ、TOEICは公式問題集がルールブックであり、答えも解説も用意されています。

「まだ3ヶ月くらいあるし、TOEIC専門の講座で徹底指導を受ける!」
というなら、カウンセリングを受けて通うのも悪くないと思います。
ただし、あまり期間がないときは、わざわざ高い学費・月額費を払って、教室に足を運ぶ必要はないと思っています。

語学教室に連絡した段階で、あの手この手で勧誘されてしまい断りづらくなります。軽い気持ちで相談しないようにしましょう。


最初は文法とリスニングに集中するとスコアが上がりやすい

もし、TOEICのスコアが500点〜600点くらいの場合、特に文法問題とリスニングに集中するとスコアが上がりやすいように思います。

TOEICのリスニングも長文問題も「問題文の先読み」がポイントです。
600点以下の場合、1文を読むスピードが掛かり、問題文の先読みができません。やろうとしてもリスニング中に追いつかなくなりパニックになります。

そのトレーニングが文法問題です。文法問題がサクサク解答できるようになると、問題文が「一目で」読めるようになってきます。これは、リスニングの先読みで効果を発揮します。

リスニングでは、まずパート2が取れるようになること。
短い会話のやりとりに慣れてくれば、パート3以降でも「問題文の先読み」と組み合わせて、少しずつ正しいキーワードが拾えるようになります。


基礎力、単語力が足りない人は単語力強化を

450点(500点以下)でまだ実力がない人や、明らかに内容が読めない人は基本的に単語力が不足しています。
少し時間を掛けて、単語集を買って単語暗記にもウェイトを置いた方が良いでしょう。TOEIC目的なら、TOEIC用の単語集を選ぶようにしてください。

買うなら定番の「出る単特急 金のフレーズ」で問題ありません。



TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

ただし、スコアアップするには、多くの問題集に手を出すのは厳禁です。
まずは公式問題集と、必要に応じて単語集だけにしてください。

-自分を高める仕事術
-


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

「伝え方が9割」:言い方ひとつで「イエス」を引き出す表現テクニック

今回は「伝え方一つで、相手の印象を変えることができ、自分の成功につなげられる」という話をまとめます。 仕事のできる営業、接客力のある店員、周りから愛され慕われる先輩など、こういった人たちが持っている能 …