「いつもダラダラ仕事をして定時までに終わらない。
勉強や副業など新しいことをはじめようと思っても、自分の時間が作れない…」
こんな毎日を過ごしていないでしょうか?
かくいう私自身も自分の時間が作れず…やりたいことを始めても続かず…毎日不安を抱えながら過ごしていました。
今日はこそは!と思っても、結局次の日の作業が増えるだけで、なかなか定時で帰れません。
そこで、自分の1日の行動を細かく振り返り、さらにできる人の行動を観察。すると自分自身の行動に多くの無駄があることに気づきました。
作業能力だけでなく、仕事の進め方と、根本的な考え方に差があったのです。
私自身も素直にその進め方・考え方を取り入れたら大きく改善。
今は無駄な作業がなくなりました。
今回は、その経験を踏まえて、仕事が定時で終わらない理由と解決方法について、まとめていきたいと思います。
目次
仕事が定時で終わらない7つの理由
うまく仕事が片付けられない人は、以下に示した点に該当するところがないか、チェックしてみてください。
- 1日のスケジュールに「自分の作業時間」「空き時間」を入れていない。
- 午前中に打ち合わせ(しかも単なる報告会議)が多い。
- 優先度の高いものではなく、手をつけやすいものから始めてしまう。
- 基本、1日中メールチェック。忘れないように即返信している。
- 社内資料なのに、完璧に仕上げないと気が済まない。
- 正直、人の仕事を頼まれるのは嫌だし、頼むのは苦手だ。
- そもそも、定時後でないと一人でゆっくり仕事ができないと思っている。
これ全部、かつての私が該当していたものです。
基本的に頼まれたら断れない、参加しなくても良い会議に出ている、メールが来たら作業を中断して返信…という日常で、夕方になってようやく作業を開始していました。
これでは定時で仕事が終わる訳がありません。
一方で、できる人は、午前中は自分の作業に集中。夕方には雑談して笑顔が見える余裕も。必死な自分との差は歴然で、悔しいほどにスマートに見えます。
資料でも大事な部分以外は手を抜き、うまく周りの人を使って仕上げていきます。集中すべきところは集中し、力の抜きどころを知っていることがよくわかりました。
仕事を片付け、定時に帰る方法【解決法】
では、仕事をスマートに片付け、定時に帰る方法は何か。
それは「定時で仕事が終わらない理由」をひっくり返して、逆のことをすれば(考えれば)良いのです。
少し絞ってまとめてみます。
1日の作業は詰め込まない。余裕のある時間を意識的につくる
他人との打ち合わせの時間は設定しているのに、自分の作業時間は確保しない。
そんなことありませんか?
自分の作業時間を確保していないと、意識から外れ、空いた時間に別の用事が入ってしまいます。結局、その作業だけが押しやられた格好になります。
自分の作業時間を入れた上で、定時前の30分でも良いので、万が一終わらなかったときの時間を確保しておくと良いでしょう。
100点主義&完璧主義をやめる。全部一生懸命やらない
手を抜くところは手を抜く。もしかしたらこれが一番大事かもしれません。
仕事の完成度が80点まで到達する時間と、80点から100点に引き上げる時間は、後者の方が何倍も掛かると言われます。
しかも引き上げた20点は自己満足であることが多く、80点の方がトータルで見て成果が大きいことが多い(時間はコストなので)。
仕事は出来栄え・完成度だけでなく、掛かった時間・コストとの2つの軸で考える必要があります。アーティストの作品でもない限り、多くの場合、最も線(カーブ)が高くなるのは、完成度100点のところではありません。
特に真面目な人は、この見切りが苦手ですべて完成までに全力投入する傾向があります。100点までやり切った割にやり直しも多いので、早いところ自分の手を離した方が良いです。
自己満足ではないか自問して、「割り切る意思」、ときに「捨てる勇気」を持ちましょう。
他の人ができる作業はないか確認する。信頼して人に頼む・依頼する
これは「できる人」の必須スキルです。ただし、ギブ&テイクが基本なので、普段周囲に対し、どれだけギブできているかが問われます。
AM中に大事な仕事をする。基本メールチェックはしない
メールチェックと返信による中断と脱線。ここから戻すのに多くの時間を費やしています。
メール処理の効率化(ルール化)は、別の記事に書いたので参考にしてみてください。
効率的な作業について、できる人に聞いてみるのも良い
なかなかプライドが許さないかもしれませんが、仕事ができる人を観察したり、作業の効率化のために何をしているかを聞いてみたりするのは良いと思います。
本当にできる人であれば、嫌な顔はしないはず。
特に、小さいお子さんが居て絶対残業できない方(かつ責任感のある方)の集中力と巻き込む力は、とても参考になります。
「残業代が減ると収入が減る」という見方について
最後に、ちょっと話がそれますが「残業代が欲しいがために遅くまで仕事する」という考え方について触れておきます。
もし、残業することがお金だけでなく、「広く通用するようなスキル」が身に付くのであれば、会社の仕事にフルコミットでも良いかと思います。
一方で、お金のためだけに雑用を増やし、ダラダラ仕事をすると、その仕事のやり方が慢性化します。自分で作業を抱える人は、一見優秀でも、マネジメント・仕組み化が下手な人が多いようにも思います。
また、時間もコストなので、目先のお金を取るか、貴重な時間を新しいことへの投資に使うかで、長い目で見て大きく変わってくる可能性があります。
もちろん、自分の趣味や、家族と過ごすことも価値があるので、その点も含めて考えたほうが良いと思います。
これは人それぞれなので、正しい答えはありません。