「私が作る資料は、いつもダサい。プロ級じゃなくてもいいからデザインを学びたい」
「デザインに関わる仕事がしたいけど、美大卒じゃないし……今からでも基礎を学びたい」
そんな方は結構いるのではないかと思います。
いきなりスクールに入らなくても、とても素晴らしい書籍から、デザインの基本的なスキルは身につけられます。
デザインを学べる書籍の中から、今回は厳選していくつか紹介したいと思います。
オススメ書籍①ノンデザイナーズ・デザインブック
最初に読むものとして、オススメの1冊です。 私は初版・モノクロ版のときに購入しましたが、今は第4版。内容もリニューアルされてカラーになっています。
名刺やチラシなどの紙媒体の例を中心に、Before/Afterで、デザインの普遍的なセオリーである、整列・近接の効果、文字(タイポグラフィ)の知識を学べます。 Amazonで試し読みをしてみると、その良さがわかると思います。
ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]オススメ書籍②デザイン力の基本
この本は、デザインのセオリーだけでなく、デザイナーとしての考え方・プロセスにも言及した本です。
ただ綺麗とかカッコいいとかではなく、デザイナーに仕事を頼むクライアントの目的や悩みに寄り添いつつ、そのデザインを目にする消費者(お客さま)に向けて、どのようなデザインに仕上げていくか。
正解は一つではない商業デザインの世界で、どのような答えを出していくか。
改善事例を元に、利用者に響く写真の選び方、文章でのメリハリの付け方、配色のトーン&マナーがしっかり学べます。
何より説明がとてもわかりやすい。かなりオススメな一冊です。
簡単だけど、すごく良くなる77のルール デザイン力の基本オススメ書籍③デザイン入門教室
こちらはもう少しデザイン現場の知識を、体系的に学びたい人向けの教科書的な本です。配色や印刷、レイアウトといったDTPの知識は丁寧に紹介されており、余白・コントラストの効果、1/3の法則、モンタージュ理論といった少しノウハウ的な知識も学ぶことができます。
デザイン入門教室[特別講義]オススメ書籍④デザインの教室
「デザイン入門教室」と名前も雰囲気も似ていますが、こちらはより実践的な一冊です。
本格的にデザインを自分でやってみたいという人向けの内容になっています。
矩形や楕円を組み合わせたデザイン、動きやリズムを感じさせるデザイン、グリッドデザインの応用など。この本を使って、手を動かした時点で、もうデザイナーの領域に足を突っ込んでいると言えるでしょう。
オススメ書籍⑤伝わるプレゼンの法則
こちらはズバリ、カッコいいスライド(プレゼン)資料に特化した本です。
書店に行けば、スライドデザインの本はたくさんありますが、今風な写真を大胆に使ったフラットデザインを扱っており、最もシンプルでクールな表現を学べる一冊だと思います。
ストーリーや文章、話し方などの説明も秀逸で、コンパクトサイズが嬉しい。PowerPoint資料をよく作る人は、机上に置いておきたい一冊です。
伝わるプレゼンの法則100本当は、他にもたくさんあるのですが、機会があれば追加するか、別の記事で書いていきたいと思います。