私自身が、ブログを始めるときに背中を押してくれた書籍があります。「永遠のパソコン少年」中島聡さんが書いた「結局、人生はアウトプットで決まる」です。
当時の私のブログタイトルの下に「ようやく危機感を持った会社員・・・」と 書いたのもこの本を読んで、ハッとさせられたからです。
いや、実のところ危機感なんてずっと持っていましたが、この本を読んだことで行動のスイッチを押すことができました。
改めて読み返してみても、まだまだ足りないところに気づかされることが多い1冊で、意志力が下がったら読み返しています。
今回は、ぜひこの本について紹介させてください。
目次
アウトプットが、そのままインプット(勉強)になる
よくある読書法は「目次見て、好きなところから読め」ですが、この本を手にしたらまず「はじめに」をしっかり読んでください。
冒頭の一節に次のような記述があります。
・・・近い将来やってくる「AI(人工知能)が人間の仕事を奪う大量失業時代」に AIに負けない自分の価値をつくる本です。
(はじめに)
そして、はじめにの最後に次のような記述があります。
日々の仕事に追われているうちに、AIに職を奪われ、寂しく人生を終えるのか。インプットをアウトプットにつなげて仲間を得て、人間らしい生き方を謳歌するのか。文字通り、「あなたのこれからの人生は、アウトプットの有無で決まる」のです。
(はじめに)
誤解を恐れずにワンフレーズでまとめると「AI時代に生き残り、充実した人生にするには、アウトプットが必須」ということになります。
「はじめに」から中島さんの熱が感じられます。
中島さんは、価値を高めるにはアウトプットの質が重要と説きますが、同時にアウトプットするために勉強し、自分自身が成長するとも述べています。
ですので、まずは勉強を続けつつ、徐々に質を高めていくで良いと思います。
必要なのは「熱意」、テーマがなければ「自分の成長物語」で良い
中島さんが声を大にして説明しているのは、「この情報を伝えたい」という「熱」を持てということです。
熱があれば、それがやがて感じて欲しいという思いになり、人を引きつける。 文章力は後追いで身についていくけれど、この点は忘れてはいけません。
また、「何も自慢できるものはない」という人もいると思います。
そんな人は、今、興味あることを発信すればよい、それが自分の成長物語でも立派なコンテンツとして、価値を持つということです。
「生の情報」と「自分なりの解釈」が価値を生む
その一方で、アウトプットする情報が、いわゆるどこにでもあるような 情報であれば価値は低い(ない)ということも述べられています。付加価値をつけるには、この3点を意識することがポイントになります。
- 情報ソースに近いところ(一次情報)に当たれ
- 自分なりの解釈をつけよ
- そしてアウトプットを続けよ
私自身、情報ソースの収集については、まだ不十分ですが、あらゆる情報をチェックして価値をつけていきたいと思います。
アウトプットの3つの流れ
アウトプットには大きく3つの流れがあります。
- テーマを決める
- 読者を決める
- 書く場所を決める
特に重要なのはテーマを決めること。
それは「自分の好きなこと」に他ならないのですが、自分自身に向けて「ベーシックインカムが導入されて、時間ができたら何をやるか」を問いかけてみてはどうかと、中島さんは提案しています。
アウトプットをためらっている人が読むべき1冊
「結局、人生はアウトプットで決まる」では、そのほかに、文章を学ぶ良書や、自分をプロデュースしてさらに価値を高める方法について、かなり多くのページを割いて紹介しています。
この本に関しては、効率的な読書法とかガン無視で、頭から最後まで読んでください。ハッとさせられることが多く、グッと力が湧いてくると思います。
結局、人生はアウトプットで決まる 自分の価値を最大化する武器としての勉強術