文章の書き方

文章が全く書けない人は「好きなことを書く」トレーニングから【3つのポイント】

投稿日:2020年5月4日 更新日:

「良い文章が書けないのは、きっと私に才能がないからだ…」

と思う方に向けて、断言します。
文章はだれでも書けるようになります。はい、どなたでも。

そもそも「良い文章」は主観なので人それぞれ。
私の感覚で言えば、他の人が書けないような内容や個性が感じられれば、国語的な文法がイマイチでも「良い文章(内容)」だと思います。

ある意味、書ける人は小手先で書けてしまうので、どっかで借りてきたようなつまらない文章になりがち(私自身も自問する毎日…)。
一方で、発展途上の人が一生懸命書く文章からは、多くの気づきがあります。

いつも良い文章を書くのは難しいけれど、とにかく書くことを繰り返せば、わかりやすい文章・伝わる文章になっていきます。裏を返せば、書かないと「良い文章」にも「わかりやすい文章」にもならないのです。

では、文章力を身につけるトレーニングに何をするか? 私は「好きなことを書く」ことを断然おススメします。


文章力トレーニング①:好きなことを選ぶ、決める(何を書くか)

なぜ文章力を高めるトレーニングに、好きなことを書くのが最適か。
興味のないことに比べて、断然書くことに対する抵抗が少ないからです。

また、何かを書かされる訳ではないので、文章を書く前の準備が少なくてすみます。多くは自分の中にあることですから、前提知識を手に入れるためにネット検索したり、図書館に行って書籍を読みあさったりする必要がありません。

よく「文章を書く前に、書く対象を好きになればいい文章が書ける」と言われます。好きなことを書くのであれば、そもそも好きになろうとする必要がありません。断然ラクですね。

ハマっているオンラインゲーム、好きなサッカーチーム、面白いマンガ…etc.
何でも良いと思います。

「いや、もうすでに他の人がたくさん書いてるし」

と思っても、感じ方は人それぞれです。気にせず書けばOK。
「自分ならでは」の視点で書ければ、良い文章になるかもしれません。


文章力トレーニング②:友人に薦めるつもりで書く(何のために書くか)

最初は感情の赴くままに書くでも良いと思います。
でも、文章を書くときに「自分が書きたい」だけでなく「相手に伝えたい」が加わるともっと良くなります。ちょっとカタい言葉で言うと「目的を意識すること」です。

「好きなことを書くのに、目的もないよなぁ…」

確かにそのとおりですね。
でも、まずは特定の誰かを意識することをやってみてください。
例えば「お気に入りのマンガを知らない友人に薦めてみる」とか。

マンガが好きな友人、マンガ自体を読まない友人、色々いると思います。
頭の中で「決めた人」を意識して、どのようにオススメ(説得)するか考えてみてください。

ひたすら良い点を熱く語っても良いし、ちょっとロジカルに良い点を3つ上げて語っても良いと思います。
最終的に、イメージした友人が「へぇ、それならちょっと読んでみようかな」「そんなに言うなら1巻貸して」という反応が得られそうなら、目的にかなった良い文章です。


文章力トレーニング③:まずはブログに書いてみる(どのように書くか)

内容と目的が決まればあとは書くだけです。
文章力を高める上で、おススメなのが、やはりブログの活用です。自然と読み手を意識するし、日々の成長記録として残しやすい。
無料ブログでも何でも良いので立ち上げて、好きなことを書いて見てください。

ブログの良いところは、

「もうたまらん、チョー最高!」
「何だよクソ、もうやってらんねー…( ´Д`)y━・~~」

こんな文章にしてしまっても大丈夫なところですね(笑)
もちろん扱う内容にもよりますが。。

ビジネス文章はビジネス文章で、流儀がありますが、それは意識の問題だけでだいぶ良くなります。まずは「書く作業を苦でなくすこと」が先決です。

ざっと書き終えたら、保存してプレビューして読み返してみましょう。
少し客観的に読めて、「あ、ここわかりにくいな」ってところが見つかるので、そこは直しておきましょう。
自分なりに納得のいくところで公開して良いと思います。

ブログの良いところは、後からいつでも書き直せるところです。
私自身、いつも60点から70点くらいのところでアップしちゃいます。
しばらく日にちを置くと、読みにくいところ、情報が足りないところに気づくので、そこで書き足していきます。
(記事ごと非公開にしたり、捨てたりもします。)


以上、3つのポイントをまとめました。
記事の冒頭で「だれでも書けるようになる」と書きました。
ただし一つだけ条件があります。それは「書き続けること」です。

文章が書けない人にとって、文章力向上のノウハウ本はきっと超絶つまらないです。
まずは書くことを続けて「もっと上手く書きたい」という意識が芽生えてから、本を買うで良いと思います。

好きなことを、嫌にならないペースで書き続けるところから始めてください。


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